TAKESHIS'がやばい
この映画は、感覚で捕らえるべき映画だと思う。
それは、まるで夢を見ているような感じである。(実際に夢という設定なのだが、)
夢を解析しようなんてのは、一部の研究者、学者がやればいいことである。
これは、武の頭の中にあることをイメージ化したものだ。
武自身のマスターベーションであり、最上級のコントでもある。
映画の上演中、一度も爆笑は起きなかった。それでも僕はニヤニヤしながら見ていた。
そんな映画だ。
そしてそれは、心地よくもあり、快感なのだ。
論理的に理解することだけがすべてじゃない。
松本人志が嫉妬しそう!
この映画を拒絶する人も多いかもしれない。
それは、マスターベーションの内容が共有できないだけで、
そんなのはあたりまえだ。
この映画を見て、村上龍の小説”愛と幻想のファシズム”のなかで目を閉じた状態でまぶたの裏側を見たときを映像化した箇所で、見た人は最初は吐き気をおこすが、後に懐かしさを覚えるってところを思い出した。
ここまで、夢をリアルに映像化された作品をはじめて見た。
個人的に最も好きな映画になるかも。